発泡スチロールの可能性

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発泡スチロールとは?

発泡スチロールとは?

発泡スチロールというと、どうしても「容器」としてのイメージが強いと思います。そのため、造形物を作るとなると、FRPをはじめとする他の素材に目が行きがちです。

 

ですが、発泡スチロールは造形物の素材として様々な利点が存在し、多くの可能性を秘めている素材です。ここではそんな発泡スチロールの概要、その可能性や利点について解説します。

大きな誤解を受けている素材

大きな誤解を受けている素材

自治体にもよりますが、発泡スチロールはゴミとしての分別が難しかったり、面倒くさかったりします。ごく身近でありながら、環境に悪い、処分が大変など、いろいろなマイナスイメージが持たれている素材でもあります。

 

最近、多くの自治体では、発泡スチロールを可燃ゴミとして捨てることが出来なくなっています。また燃やすと黒い煙が大量に発生します。そのため「燃やすと有害ガスが発生するので、環境や人体に悪い」というイメージを持たれています。

 

ですが、発泡スチロールはその容積のほとんどが炭化水素ガスであり、一定以上の温度で燃やすと発生する黒い煙は有毒ガスなどではなく単なる煤です。専用の焼却炉で焼却すれば問題はなく、燃やしたときのCO2(二酸化炭素)の排出量も少ないので、むしろ環境に優しい素材と言えるでしょう。

3種類の発泡スチロール

一般的に「発泡スチロール」といってまとめられていますが、用途や製法などによって次のような3種類に分けられます。

3種類の発泡スチロール

ビーズ法発泡スチロール(EPS)

一般的にイメージされる素材といえばこれでしょう。無数の粒子から出来ている素材です。農産物や水産物などの大型容器や精密機器や緩衝材としてよく使われているので、よく目にします。

ポリスチレンペーパー(PSP)

カップ麺の容器やスーパーなどで見かける食品トレイとして見かけることの多い素材です。厚さ数ミリメートルのシートにしてから再加熱し発泡させるので、薄く加工出来るのが特徴です。

押出ポリスチレン(XPS)

主に建材や住宅の断熱材に使われることが多いので、一般には目にする機会の少ない素材です。3種類の中でも極めて耐圧性や断熱性に優れていますが、反面柔軟性に欠けます。

これらの中で、「ビーズ法発泡スチロール(EPS)」は柔軟性があるため、3種類の中では造形素材としてもっとも優れています。このサイトで登場するのは、このビーズ法発泡スチロール(EPS)のことです。

なぜ、発泡スチロールなの?

造形素材としての発泡スチロールには以下のような利点があります。

非常に軽い
発泡スチロールが極めて軽い素材です。そのため、かなり大きな造形物でも持ち運びが楽にできます。
衝撃に強い
容器や緩衝材などに使われるのは、軽いにもかかわらず衝撃に強いからです。そのため、造形物でも衝撃に強く、比較的長持ちします。
耐水性が高い
プールや海で浮きとして使われたり、魚を入れる容器に使われたりするほど、発泡スチロールは極めて水に強い素材です。ですから野外に設置する造形物を作るにも適しています。
安全性が高い
発泡スチロールは軽い上に柔軟性の高い素材です。ですから、安心して看板や高いところに吊したり、お子様の多い場所にも置いたりすることができます。
環境に優しい
現在では発泡スチロールを作るのにはフロンガスは一切使われてしません、また燃やすと水と二酸化炭素に分解されるので有毒物質が残ることもなく環境に優しいです。

発泡スチロール注意点

様々な利点のある素材ですが、もちろんメリットばかりではありません。せっかく作った造形物を長持ちさせるには、以下のようなことに注意しなくてはなりません。

火に注意
処分しやすいというメリットにも繋がりますが、火には極端に弱いため火気には十分配慮してください。しかし、最近ではヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)という難燃剤を含んだ発泡スチロールも開発されており、「火に弱い」という弱点を克服しつつあります。
一部の食用油や柑橘類に弱い
エゴマ油やシソ油などの一部の食用油、レモンやオレンジの皮に含まれるリモネンという物質に接すると溶けてしまうという性質があるので注意しましょう。
アルコールを変質させてしまう
長時間アルコール飲料に接すると、その味を変質させてしまうという性質があります。ですから、アルコール関係の宣伝やイベントで、容器代わりに使ったりするのはやめましょう。

以上のような点に気をつければ、造形物を作るにあたっても、使うにあたっても大変適した素材であることがわかるでしょう。

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